コラム Column
マーケティング
2024-10-17
【テンプレート付き入門編】ホームページのコラム記事書き方 初心者でも「そこそこ」の記事を作成するポイントをご紹介
Webサイト(ホームページ)にコラムなどのコンテンツを追加して、問い合わせなどを獲得したいと思っていても、どんなコンテンツを書いたらいいのかお悩みの方へ。誰でも一定以上の品質のコンテンツが作成できる方法をお話しします。

企業活動の一環としてWebサイト(ホームページ)の役割が大きくなったことから、今までWebサイトに力を入れてこなかった企業様も、今年こそWebサイトの改善やコンテンツ追加を行い、活用したいというご要望を多く耳にします。
一方で、Webサイトを活用した事例や、その方法を調べてみると、コンテンツ作成のために「『ペルソナ』や『カスタマージャーニー』を作成しよう」であったり「『SEO対策』のためにはこんなツールが必要で……」であったり、専門用語が多く難しい、何から始めればいいのか分からないと感じていらっしゃる担当者の方が大勢いらっしゃいます。
今回は、そんな方たちに向けて、最適なコンテンツ設計用のテンプレートを作成しました。難しい専門用語や知識は必要ありません。3つのシートを順番に考えて進めていくだけで、効果的な文章が作成できます。
本コラムでは、誰でも簡単にコンテンツを作成する方法を、テンプレートの使用方法と併せてご紹介します。
テンプレートについて
テンプレートのExcelのシート3枚を使用します。

コンテンツ作成の最大のポイントは、「読み手が読みたいコラムを作る」ことです。書き手がアピールしたい内容と、読み手が知りたい内容は異なることが多くあります。
特に、検索エンジンからコンテンツを閲覧する場合、読者はコンテンツを閲覧する前に「検索する」という能動的な行為をしています。Webサイトを活用するのであれば、当然、検索されるコンテンツを作成する必要があります。
書き手が書きたいことを書くよりも、読者が知りたいこと(検索すること)が何なのかを掴んでから、コンテンツを作りましょう。
今回は、コラム作成を例に説明をしていきますが、手順はどんなコンテンツであっても同様です。
コラム記事を作る流れ
コラム記事を作る流れは、おおむね以下の通りです。
- 「何を」「誰の」「どんなニーズ」に向けた記事かテーマを決める
- 読み手が検索しそうなキーワードを調べる
- 構成案を作成し、文章を書く
STEP1:「何を」「誰の」「どんなニーズ」に向けた記事かテーマを決める
「何を」「誰の」「どんなニーズ」に向けて記事を作成するか決めます。企業の思いや伝えたいことだけを文章にしても、「=検索される」とは限りません。読み手の心情を意識した記事を作ることが重要です。
コラムで伝えたいことと、読者が知りたいであろうことを組み合わせた記事を作成するために、PRしたい製品(サービス)に関心を寄せる人が誰で、どんな課題があり、何を実現したいかを検討しましょう。そうすることによって、自ずとコラムで書くべき内容を整理することができます。
テンプレート説明 [【STEP1】テーマ設計]シート
どんな製品をPRするのか

PRしたい製品(サービス)が、一般的にどのように呼ばれているのかを言語化してください。
どんな企業のどんな業務をしている人に見てほしいのか

PRしたい製品(サービス)をどんな企業(業種・業界・企業規模など)のどんな人(所属部署・役職・業務内容など)に見てほしいかを検討し、記入してください。
その人の課題は何か

先に挙げた人物が抱える課題を検討し、記入してください。
なぜそれを調べているのか

なぜその課題を達成したいのかや、Webで検索し解決策を調べている理由を検討し、記入します。
テーマ決定
これらを組み合わせると、記事にするべきテーマが決定します。

クイックスのサンプル事例
弊社のマニュアル作成サービスを当てはめると、以下の通りです。
今回はわかりやすくするために、一つの課題に絞って作成しています。

「見てほしい人」や「課題」、「なぜ調べているのか」が複数ある場合は、たくさんコラム(コンテンツ)が作成できる証拠
各要素を検討した結果、記入できるものが複数出てくることがあります。まずは思いつくだけ書いてみましょう。その結果、テーマが複数出来あがるはずです。必要に応じて執筆の必要性を判断したあとは、そのテーマの数だけコラム(コンテンツ)が作成できるということになります。それぞれのテーマごとに、STEP2、STEP3を作成しましょう。
STEP2:読み手が検索しそうなキーワードを調べる
STEP1で決定したテーマに対して、「どのような検索キーワード」で検索されると良いのかを検討しましょう。
考えられるキーワードを実際に検索し、決定したテーマに合致する内容が検索結果の上位に掲載されているか確認します。そのキーワードの検索結果に、これから作成するコラムが掲載された場合、そのコラムを読んだ検索者が顧客になりそうかを考えながら、各コンテンツを確認してください。テーマと検索結果の内容が合致していないと感じる時は、合致すると感じるキーワードが見つかるまで上記の作業を繰り返します。
読み手が検索しそうなキーワードが見つかったら、そのキーワードで検索した時に、上位に表示されているWebサイトの内容を読み込んで、テーマに必要そうなキーワードをいくつか抽出します。
それらを参考に、コラムに掲載するべきキーワードを決定することができます。
※あくまでも検索されそうなキーワードを抽出することが目的です。
※掲載されている文章・画像の利用は法律で禁止されています。
テンプレート説明 [【STEP2】キーワード設計]シート
キーワード一つ一つの検索結果を調査します。キーワード毎にURLとその順位を記入してください。

続けて、各ページの内容を見て、関連キーワードを書き出してください。

クイックスのサンプル事例

STEP3:構成案を作成し、文章を書く
すぐに文章を書こうとせずに、タイトル・見出し・本文の概要を構成案としてまとめます。
この時に、STEP2で決めた利用するキーワードをどの部分で使用するかなど決めておくと記事が書きやすいです。(下記のテンプレート説明で詳細を掲載します。)
そうすることによって、一貫性のある内容で文章を書くことができますし、ストーリーに無理がないかを早い段階で判断できます。
構成案を作成してから、本文を執筆していきましょう。
テンプレート説明 [【STEP3】目次構成]シート
ページタイトル・大見出し・中見出し・小見出しのどれに当たるかを考えながら、見出し単位で構成案を作成します。
タイトル・各見出しには、STEP2で検討したキーワードの内、「特に重要だと思うキーワード」が入るように検討し、記入してください。

ただし、ページタイトルと大見出しには、必ず「特に重要だと思うキーワード」を入れましょう。
それ以外の見出しには、文章がおかしくならない範囲でなるべく入れてください。

各見出しに対する本文の内容を簡単にまとめて記入します。
STEP2で検討したキーワードがきちんと本文中に書かれるように、本文中にいれたいキーワードを記入し、内容を固めます。

各項目下の「H1/title」や「H2」などについて

これらはWebサイトを作成するうえで使用する「タグ」と言われるものです。タイトルや見出しの場合、どのタグを使うかを指定しています。すでにご存じの場合や、Web担当者に確認できる状況であれば、そのタグに検討したタイトルや見出しが入るようページを作成してください。
●ページタイトル: ・H1…<h1>タグ
・title…<title> タグ
● 大見出し: ・H2…<h2> タグ
●中見出し: H3…<h3>タグ
●小見出し: H4…<h4>タグ
クイックスのサンプル事例

よくある質問:コラムの文字数は?
よく質問を受けるのが、記事の文字数です。内容が薄い場合、検索結果の上位に掲載されることは少ないです。コラムであれば2000文字以上書くことをおすすめします。
手順を踏めば、誰でも“そこそこ”のコンテンツを作成可能! テンプレートのダウンロードはこちら
コンテンツ作成のためのフレームワークやテンプレートは、少し検索をすれば数多に出てきます。やろうと思えばどこまでも出来ますが、ペルソナを作成したり、カスタマージャーニーを作成したりと複雑に考えず、まずは紹介した3つのステップで、簡単にコラム作成をしてみてください。
ご紹介した3ステップをテンプレートにまとめ、配布しています。弊社作成のサンプルもございますので、是非ダウンロードしてご利用ください。
誰でも簡単にコンテンツ設計ができる!コンテンツ設計シート(Excel)をダウンロードいただけます。
営業活動推進のためには、既存の取引先に作成したコラムを紹介することも必要
コラムを作成したら、あとは検索されるのを待つだけ…というのも一つの施策ですが、既存の顧客に対する営業ツールとして、コラムをメールなどで紹介していくことも有効な販促手段です。
メルマガを定期配信するとなると大変ですので、無理にそこまでする必要はありませんが、取引先様に有効な記事であれば、不定期でもコラム紹介のメールを発信することを強くお勧めします。商談の良いきっかけづくりになるのではないでしょうか。
記事作成・メール配信が簡単に行えるCMS ownerがおすすめ
クイックスでは、誰でも簡単にWebサイトが作れるオリジナルのしくみをご用意しております。
CMS ownerは、誰でも簡単にホームページを作成できるWeb CMSです。直感的な操作と簡易的なMA機能で、コラム更新と顧客へのメール配信を簡単にします。
コンテンツ作成とメールでの情報発信をスムーズに行いたいお客様は、是非ご確認ください。
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