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マニュアル
2026-02-04
紙からタブレットへ―整備説明の新しいかたち 制作編
整備説明の質を、担当者の経験に頼らない。タブレット用【デジタルコンテンツ】制作の要「調査」と「原稿作成」を紹介します。
整備現場で主流となっていた紙ベースの資料は、時代とともにデジタル化が進んでいます。
背景には、人手不足やマルチタスク化の進行により、説明の質を「担当者の経験」に頼りきれなくなっている現状があります。
こうした現状をもとに誕生したのが、タブレットを活用した整備説明用の【デジタルコンテンツ】です。
本コラムでは、その制作段階に焦点を当て、「調査」と「原稿作成」の重要性をご紹介します。
制作の要:徹底した「調査」
デジタルコンテンツ制作において、最も重要な工程がこの「調査」です。
ここが不十分なまま進めてしまうと、使いにくく、現場で定着しないコンテンツになってしまいます。
情報の集約
まず、お客様が管理しているデータベースや資料を確認し、必要な情報を精査します。
整備説明に本当に必要な情報は何かを見極め、コンテンツの土台を整理します。
現場主義の素材集め
画像や動画といったデジタルの強みを活かすため、必要に応じて現地取材や撮影を行います。
机上の資料だけでは補えない、実際の作業手順や注意点を押さえることで、現場で使える「生きた資料」を収集します。
伝わる技術:専門性を解きほぐす「原稿作成」
どれだけ情報が揃っていても、伝わらなければ意味がありません。
デジタルコンテンツでは特に、「わかりやすさ」が重要になります。
整備の知識と、30年以上にわたって培われてきたマニュアルライティングの技術をもとに、専門用語が並ぶ複雑な内容でも、どうすれば直感的に理解できるかを重視して文章を構成します。
単に正確な説明を並べるのではなく、説明の順番や言葉の言い換え、画面上での見せ方まで意識しながら、読み手に負担をかけない表現へ落とし込みます。
最後に
人手不足やマルチタスク化が進むほど、整備説明は「うまく話せる人」に依存しやすくなります。
だからこそ、誰が説明しても伝わりやすい形に整える“制作段階の設計”が重要です。
デジタルコンテンツは、完成した見た目や機能だけで決まるものではありません。
事前の調査が不十分であれば、現場に合わない構成になり、原稿作成が曖昧であれば、伝わり方にばらつきが生まれます。
調査で情報と素材を整え、原稿作成で「直感的に理解できる形」へ落とし込む。
この土台があるからこそ、現場で使いやすく、定着するコンテンツになります。
整備説明のあり方を見直したいとお考えの方は、制作工程そのものに目を向けた【デジタルコンテンツ】を検討してみてはいかがでしょうか。
当社では、整備説明の改善に関するご相談を受け付けています。
設計や整理の段階からご一緒できますので、お気軽にお問い合わせください。