コラム Column
マニュアル
2017-01-18
【マニュアル制作入門:第1回】まず、ターゲットユーザを決めましょう!
マニュアル制作のプロが、マニュアルの作りかたをやさしくお教えします。 第1回目のテーマは、【はじめに】「まず、ターゲットユーザーを決めましょう!」 です。
(1) 誰に読んでもらうためのマニュアルなのか?
始めに、これから作成するマニュアルは誰(ターゲットユーザー)に読んでもらうマニュアルか?を考えることから始めましょう。
まず、自社商品の機能や性能、想定される市場と市場での位置などを把握しておきます。
ただし、自社が考える「商品のターゲットユーザー=マニュアルの読者」が必ずしも一致するとは限りません。
過去の事例として、商品のユーザーを20代~30代の女性を想定して市場に投入しましたが、使う前に設定が必要な商品だったため、実際にはパートナーである30代~40代の男性が読んでいたことが、コールセンターなどの分析から判明しました。
担当者ひとりで決めるのではなく、課内や係内で検討して、メイン読者とサブ読者を決める(仮説を立てる)ことから始めましょう。
(2) どのような情報を提供しますか?
誰に読んでもらうマニュアルかを決定したら、その読者はどのような情報が知りたいのかを考える必要があります。
商品の市場の認知度と読者の認知度を想定して、読者に対してどんな情報を提供するかを検討します。
(3) どうやってその情報を提供しますか?
製品の箱を開けると、紙一枚のシンプルな取扱説明書が入っているだけで、「詳しい操作説明は、WEBでご確認ください」という製品も増えています。
でも・・・インターネット環境がないユーザーもいるかもしれません。
だったら、CD-ROMやDVD-ROMで提供すれば・・・ ちょっと待ってください。
光学ドライブがないノートパソコンも増えています。
(4) ユーザが使う機器もさまざま
マニュアルの提供方法を考えるときは、ターゲットユーザーと利用シーンを十分に考慮する必要があります。その他にも、予算や更新頻度などの諸条件から検討します。
もちろん、複数の提供方法の組み合わせが有効な場合もあります。
製品のマニュアルを印刷物(紙)で提供しますか?データで提供しますか?
データの場合、提供媒体は?データの形式は何が最適だとお考えですか?
迷ったときは、クイックスへご相談ください。
課題のヒアリング、ターゲットユーザー分析などから、その製品に最適なマニュアルの提供方法をご提案いたします。
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