コラム Column
マニュアル
2018-02-21
【マニュアル制作コラム:第2回】マニュアル制作を成功させる、委託先の選び方
取扱説明書や操作説明書、手順書などのマニュアルを制作するときに、重要になるのが委託業者の選び方です。マニュアル制作は、テクニカルライティングの技量が問われるとともに厳格な守秘義務が生じる専門分野でもあるため、制作会社の選定は慎重に行うべきです。
1. マニュアル制作の委託先を選ぶポイント
1-1 マニュアル制作会社選定では提案力や価格をチェック
マニュアル制作会社を選ぶときにはまず、制作実績や経験が豊富かどうか、セキュリティー対応がしっかりしているかといった基本的な項目をチェックしておきましょう。そのうえで、課題に対する提案力、コストが適正かどうかを見極めるため、提案書や見積書を依頼して検討を行います。
1-2 発注する業務範囲を明確にしておく
提案書や見積書をとるまえに、発注する業務内容をリストアップしておくといいでしょう。イラスト作成だけを依頼するケースや、DTP(印刷データ作成)だけを依頼するケース、コンテンツや原稿作成を含めゼロから作成を依頼するケースなど、マニュアル制作で委託する内容は様々です。また、マニュアルのフォーマットや基準書、用語集の作成を合わせて行う場合、別途費用がかかることがほとんどです。
株式会社クイックスでは、マニュアルの部分的な作成代行サービスから、企画・制作・印刷までのトータルソリューションまで幅広く請け負っています。
2. マニュアル制作を委託するメリット
2-1 マニュアル制作の業務代行により効率化
マニュアル制作は多大な労力、作業時間がかかる業務です。マニュアル制作のプロに業務代行してもらうことで、効率化が図れます。マニュアル制作をアウトソーシングすることで、トラブルになりがちなデザインや用語の統一、スピーディーな多言語翻訳、印刷コストの削減といった課題を一気に解決できるので、企業側の担当者は本来の業務に集中できます。
2-2 編集ツールやシステムを活用して、マニュアル制作のコストを削減
多くのマニュアル制作の専門会社には、コスト削減のための編集支援ツールやシステムが整っています。案件の規模によっては、操作性の高い編集支援システムなどを導入することで、継続的な効率化とコスト削減が実現できます。
3. マニュアル制作の委託事例
3-1 事例1 高齢者にも分かりやすいかんたんシートマニュアル
調理機器の新機能を高齢者の方にも分かりやすく説明するため、取扱説明書とは別に、イラストや大きい文字を使ったシートマニュアルを作成。ユニバーサルデザイン(UD)を考慮し、お年寄りの方が見てもひと目で操作方法や注意点が分かる内容にしました。
3-2 事例2 文字をイラストに変更。多言語を併記してコスト削減
印刷機器の操作マニュアルで、何種類もの言語ごとに翻訳バージョンを作成していましたが、これを1種類に統合。できる限り文字をイラスト化し、項目と説明文を削減してコンパクトにすることで1つの冊子にまとめ、制作コストを大幅にカットできました。
3-3 事例3 スマホ向けに取扱説明書を最適化し、Web閲覧を可能に
オーディオ機器の操作方法をまとめたマニュアルをPDF化してWebに掲載していましたが、スマートフォンやタブレットから閲覧すると見にくかったため、小さい画面でも閲覧しやすいレイアウトに変更。スマホ向けの電子マニュアルは、印刷用DTPデータから作成したため、内容のチェックも簡単に行えて制作コストが抑えられました。
お客様からは「マニュアルのページ数を減らしたい」「マニュアル作成のコストを削減したい」という要望が多く寄せられます。株式会社クイックスでは、豊富な経験とノウハウを活用し、それぞれのケースに合わせたご提案を行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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