コラム Column
ヘルスケア
2022-07-14
健康経営は退職者まで考える時代です『退職後の健康づくりガイドブック』
長い間、会社に貢献してくださった定年退職を迎える社員へのサポートは、何かされていますか? 定年前に行っている退職者セミナーや個別説明は、どのようにされていますか? 定年後の生活や年金など、お伝えすることは多々あるかと思います。当社では、定年後の健康をサポートする「退職後の健康づくりガイドブック」を作成しました。

フレイル予防に注目した内容で、定年退職後の健康をサポート
「退職後の健康づくりガイドブック」は、退職後に知っておきたい健康に関する情報をまとめた一冊です。
近年、退職前後の福利厚生も重要視する傾向にあります。
さらに、健康寿命への意識も年々高まっており、企業として無視できないキーワードになってきました。
本コラムでは、当社が作成した、退職者向けに食事・運動・趣味に関する内容をまとめたガイドブック「退職後の健康づくりガイドブック」についてご紹介します。
「フレイル」とは?
「フレイル」とは、加齢により体や心の働きが衰え、社会的なつながりが弱くなった状態のことです。差しさわりなく日常生活が送れる健康な状態と、要介護が必要な状態の中間を指します。
具体的な症状として、「体重減少」「疲れやすい」「歩行速度の低下」「握力の低下」「身体活動量の低下」などが挙げられます。
「メタボ予防」の現役時代から、退職後は「フレイル予防」の世代へ
退職後の健康管理では、これまで生活習慣病のメタボ予防を意識されていた年代からフレイルを意識する年代にシフトする世代と考えます。
しかし、フレイル予防を意識する年代と言われてもピンとこないかもしれません。実際、フレイル健診を受けるのは75歳以上の後期高齢者が対象となっています。
そのため、定年退職時には、まだ先のことのように思えますが、フレイルの要素としてサルコペニア(加齢による筋肉量の減少および筋力の低下)やロコモティブシンドローム(運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態)があり、これらは、決して今から意識しても遅くありません。
60代は「メタボ予防」から「フレイル予防」にシフトする世代とも考えられます。
私たちは、フレイル予防を意識してもらうことで、少しでも定年退職後の生活を健やかに過ごすためのお役に立てればと考えています。
冊子の内容は、「フレイル予防」に着目
本の構成は、フレイル予防に着目した自己診断、健康状態の確認から運動、食生活、オーラルケア、社会参加など、今後の生活に役立つ情報をわかりやすくまとめた内容となっています。
読みやすさ、わかりやすさにこだわりました
本のサイズは、手に取りやすい大きさのB5サイズを採用。ユニバーサルデザインを意識し色覚多様性に配慮した配色を採用しています。
多くの方に手に取って読んでいただくために、ページを開いた時に興味が持てるようなイラストを多く使用しています。また、そのイラストを見ればおおよその内容を連想できるように工夫をしました。そういった読み手に優しい配慮をすることで、読み飛ばしがちな説明文へ誘導させます。もちろん文字の大きさやフォントにもこだわり、「読みやすさ」をとことん追求した冊子となっています。
当社よりひと言
ご紹介した冊子は、退職者もしくは退職に近い方へお渡しするガイドブックとなっています。
しかし、使い方によっては、新入社員に対して「会社は退職後の健康もしっかり考えている」というメッセージとしても活用できるのではないでしょうか。
長年勤務された大先輩からこれから会社を担っていく若者まで、幅広くご活用されてはいかがでしょうか。
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