コラム Column
マーケティング
2025-07-18
業務のアイデア、すぐカタチに。Microsoft Power Platformとは?
申請・通知など、定型業務の自動化にPower Platformが活躍

Power Platformとは?
Microsoft Power Platformは、Microsoft 365と連携しながら、業務のデジタル化・自動化をノーコード・ローコードで実現できるビジネスアプリ開発プラットフォームです。特別なプログラミングスキルがなくても、業務部門や情シスの方が自分たちでアプリを作成し、改善アイデアを具体化できます。代表的な製品には、Power Apps、Power Automate、Power BI、Power Virtual Agentsがあり、単体でも組み合わせでも活用できます。
Power Platformが活躍するシーンは多岐にわたります。
たとえば、以下のような課題に直面している方に適しています。
- 片手間で社内のIT対応をしている“ひとり情シス”状態で、申請・通知業務などを毎回手動で対応している
- 自動化の必要性は認識しているが、設計や実装に踏み出せていない
- 長年使われてきた社内ツール(たとえばNotesなど)の置き換えを模索しているが、進め方が定まらない
Power Platformは、こうした“止まったままの改善構想”を、現実的に動かす手段になります。
PoC(試作)や一部業務からのスモールスタートも可能で、Microsoft 365との高い親和性を活かしながら、業務改善・仕組み化を無理なく始められます。
Microsoft 365を活かして、通知・入力・集計も“仕組み化”
Microsoft Power Platformは、Microsoft 365と連携しながら、現場の業務改善を“仕組み化”できるツール群ですが、これを使えば申請・通知・集計などの作業を、無理なく自動化・標準化できます。
たとえば、以下のような業務に対応可能です。
- Power Apps:紙やExcelで行っていた申請や入力を、アプリにして効率化
- Power Automate:通知・転記・リマインドなど、繰り返しの作業を自動化
- Power BI:集計されたデータをグラフやダッシュボードで可視化
- Power Virtual Agents:よくある問い合わせ対応をチャットボット化
これらのツールは、Outlook、Teams、SharePointといったMicrosoft 365の既存環境とスムーズに連携できます。
さらに、Microsoft Entra ID(旧Azure AD)をはじめとするユーザー管理基盤と統合することで、既存の権限設定やポリシーに準拠したガバナンスが可能になります。
また、SalesforceやSAPなど、他の業務システムとの連携も柔軟に対応できます。
複数のサービスやツールが混在していても、「Power Platformを橋渡し役」として使うことで、業務の流れを1つの仕組みにまとめることができます。
「ちょっとした自動化」から始めて、少しずつ改善を広げていける。
Microsoft 365と親和性の高いPower Platformは、そうした “無理なく始められる業務改善”を現場に届ける選択肢です。
PoCから始められる、小さく作って育てる業務改善
Power Platformは、すべてを一度に変える必要はありません。たとえば「この通知だけ自動化したい」「この入力チェックだけ簡略化したい」といった単位から、PoC(試作)として始められます。1画面のアプリ、1フローの自動化から着手でき、徐々に対象範囲を広げていくスモールスタートが可能です。
クイックスの伴走支援と導入事例
クイックスでは、Power Platformを活用した業務改善支援を提供しています。要件整理、アプリ設計・開発、内製化支援、移行プロジェクト支援など、貴社のリソースや状況に応じて柔軟に対応します。実際に、次のような事例があります:
- Excelの入力状況を確認し、自動でリマインドを送信
- 週次の入力依頼を自動化
- Notesで動いていた申請フローをPower Appsで再構築し、現場で運用できる形に移行
まずは「これも仕組みにできる?」というご相談から
「これ、毎回手でやってるけど、仕組みにできないかな?」「この作業、Power Automateで回せる?」そんな小さな疑問からでも構いません。クイックスは、Power Platformの活用を通じて、現場主導の業務改善を支援します。まずは、お気軽にご相談ください。
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