コラム Column
翻訳
2025-06-19
日本向けマニュアルの管理に悩む方へ、翻訳と制作のポイントを紹介します。
日本向けマニュアルの管理に悩む方へ、翻訳と制作のポイントを紹介します。

日本市場向けマニュアルの課題
日本には数多くの海外企業が参入しています。弊社では、海外企業の皆様が日本へ参入する際の「日本向けマニュアル」制作のお手伝いをしており、担当者の方とお会いすると、よくこんな課題をいただきます。
- PLなどの日本で追加しなければいけない項目の精査が大変
- 日本語への日本語翻訳とそのチェックが大変
- 改訂による差分確認、版数管理などが手間
このような悩みを抱えている担当者は多いのではないでしょうか?
ここでは、「日本語への翻訳および翻訳あがりの文章の確認」にフォーカスを当て、悩み事を解決へ導くためのポイントを紹介したいと思います。
日本向けマニュアルにするための壁「翻訳」
海外で使用しているマニュアルを日本向けマニュアルにする際、まずは「翻訳」が必要です。しかし、ただ翻訳をするだけではいけません。
名称の統一や用語集の作成
メンテナンスマニュアルなどの修理や点検で使用するマニュアルには、多くの部品名称が出てきます。これらは頻繁に使用される他、専門用語なども含まれているため、
これらが統一されていないと、
- 翻訳あがりの文章のチェック作業に時間がかかってしまう
- 修正する箇所を確認するために文章を読む必要があり、時間がかかってしまう
など、一番負荷が発生するチェック作業がさらに手間になってしまいます。
このような手間を避けるため、翻訳前に「用語集」を作成し、部品名称や統一したい用語をまとめておくことが大切です。
翻訳メモリの活用と運用
1つの製品ではなく複数の製品を展開する場合、同じ文章を使いまわしていることがあります。このとき、同じ文章でも製品ごとに異なる翻訳がされてしまうと、本来必要がない翻訳あがりのチェック作業が発生してしまいます。
そこで、翻訳する原文と翻訳した訳文を対訳表と保存し、管理することができる翻訳メモリを活用すると、過去に翻訳したものを使いまわすことができます。
しかし、翻訳メモリの活用と運用には、翻訳メモリ自体のことを理解しておく必要があります。
リライトとDTP
日本向けマニュアルでは、文章の読みやすさやですます調の統一など、日本語が正しく相手に伝わることが大切です。
また、PDFデータしかなく「元データ(DTPデータ)」がない場合は、作業として日本語版のデータ制作が発生するケースもあります。
特に、印刷などが必要な際は、より専門的な知識やDTP技術が必要です。
このように、翻訳をするだけでもたくさんの準備が必要であり、これをすべて用意するのは骨が折れるのではないでしょうか?
弊社が提供するマニュアルの翻訳業務支援
弊社では、30年以上のマニュアル翻訳実績、TC検定を取得したスタッフによるリライト、DTPから印刷までを一貫して行っております。
また、自動車メーカーや部品メーカーなど、多くの製造業との取引実績を活かし、日本向けマニュアルの制作をご支援しています。
気になる方は、お気軽にご相談ください。
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