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2024-12-19
多言語マニュアル制作の課題を解決!i-Share(CMS)とMTPE(機械翻訳+ポストエディット)で効率化を実現する方法
「多言語対応のマニュアルを作るたびに、時間もコストもかかりすぎる…」そんな悩みを抱えていませんか?CMS(コンテンツ管理システム)とMTPE(AI翻訳+ポストエディット)の組み合わせで、取扱説明書やメンテナンスマニュアル制作を効率化する方法をご紹介します。

グローバル展開を進める製造業や医療機器メーカーにとって、多言語対応のドキュメント制作は避けて通れない課題です。
しかし、翻訳作業にはコストや時間の壁がつきもの。「もっと効率的に、でも品質は妥協したくない」という声をよく耳にします。
そんな課題に応えるのが、AI翻訳とポストエディット(Machine Translation Post-Editing: MTPE)という手法です。
本記事では、MTPEを使うメリットと導入のヒントをわかりやすくお伝えします。
1. 多言語マニュアル制作で直面する課題
多言語対応のマニュアル制作には、次のような課題がつきものです
頻繁な更新作業が必要
製品仕様が変わるたびに、マニュアル全体を見直さなければなりません。しかも多言語対応では、すべての言語で翻訳し直す必要があります。
翻訳コストが増大
例えば、新製品のマニュアルを5つの言語に翻訳する場合、想像以上にコストがかかります。その上、頻繁な更新があればなおさらです。
多言語マニュアル作成の時間が短い
アジャイル開発の浸透により、多くのメーカー様では多言語マニュアルの制作期間が圧縮され、リードタイムの短縮を余儀なくされています。しかしながら多言語マニュアル作成には多くの工程があり、従来の制作方法ではリードタイムの短縮は容易ではないのが現状です。
2. CMSとMTPEで課題を解決
こうした課題を解決するために、CMSとMTPEを組み合わせる方法が有効です。
CMSの役割
CMSを活用することで、マニュアル制作と管理を効率化することができます。例えば次のような機能があります。
翻訳済みコンテンツの再利用
過去に翻訳したデータを保存し、変更が必要な部分だけを特定して更新できます。これだけでも、翻訳作業の時間とコストを大幅に削減できます。
バージョン管理が簡単
バージョンごとの違いをCMSで管理。更新箇所を特定し、必要最小限の作業で対応できます。
多様な出力形式に対応
PDFやHTML、モバイル向けフォーマットなど、目的に応じた形式で出力できます。
MTPEの役割
MTPEは、翻訳作業のコスト削減とリードタイム短縮を両立する方法です。
機械(AI)翻訳でスピーディーに処理
大量の文書を短期間で翻訳可能。これだけでも、納期圧縮が期待できます。
ポストエディットで品質を確保
翻訳結果をポストエディターが確認・修正し、文脈や用語に適した内容に仕上げます。
3. i-Shareの特徴:CMSとMTPEを最大限活用するツール
数あるCMSの中でも、特におすすめなのが「i-Share」です。i-Shareは以下の特徴を持ち、多言語対応に特化しています。
1. 翻訳管理機能が充実
翻訳済みのセクションを一元管理し、再利用が簡単です。新規翻訳が必要な箇所だけを特定できるため、作業効率が飛躍的に向上します。
2. 翻訳準備やインポートが容易
翻訳用ファイルの出力と翻訳済みファイルのインポートがとても簡単にできるため、作業効率が飛躍的に向上します。
3. 多様な出力形式に対応
PDF、Web、モバイル用フォーマットなど、どんな形式でも対応可能。現場のニーズに応じた柔軟な運用が可能です。
4. 導入することで得られるメリット
i-Shareを導入すれば、多言語マニュアル制作において次のようなメリットが得られます
1. コスト削減
再利用機能と翻訳管理によって、余分な翻訳作業を省けます。これにより、翻訳コストを20%以上削減する企業もあります。
2. 作業時間の短縮
CMSによる効率的な管理とMTPEの高速処理で、全体の作業時間を大幅に短縮できます。
3. 品質の安定化
用語やスタイルをCMS内で統一して管理。一貫性のある翻訳を提供できるため、ユーザーに信頼されるマニュアルが作れます。
まとめ
「多言語対応のマニュアル制作で手間やコストを減らしたい」と考えている方には、CMSとMTPEの組み合わせが最適です。i-Shareは差分抽出機能やバージョン管理機能が充実しており、製造業での多言語マニュアル制作を大幅に効率化します。
詳しい効果予測などについて知りたい方は、ぜひお問い合わせからご相談ください。貴社の課題に応じたソリューションをご提案いたします!
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