コラム Column
マニュアル
2024-10-17
取扱説明書にユニバーサルデザイン視点を取り入れよう!
ユニバーサルデザインを活用し、「わかりやすく」「伝わりやすく」「読みやすい」取扱説明書に改善する方法を紹介します。
取扱説明書の目的のひとつに「使用者に商品の正しい使い方を説明し、事故を予防すること」があります。正しい使用方法や注意事項を記載しても、伝わらなければ、事故を防ぐことはできません。読んでもらうための工夫が必要です。
そこで今回はユニバーサルデザインの視点※を取り入れることでより「わかりやすい」「伝わりやすい」「読みやすい」取扱説明書へ改善するポイントをご紹介します。
※ユニバーサルデザインの視点とは、すべての人にとっての「使いやすさ」「快適さ」を考えることです。
伝わらない取扱説明書の代表例
読んでもらえない取扱説明書はどのようなものでしょうか?
以下の理由があります。
- 専門用語や複雑な手順が多い。
- 冗長な文章や詳細すぎる情報(使用者に不必要な情報)が含まれている。
- 文章だけで構成されている。
- 視覚的に分かりにくい。 使い方を分かりやすくするためのイラスト、図、グラフなどが不足している。
上記のような残念な取扱説明書は、ユニバーサルデザインの視点により改善することができます。
伝わる取扱説明書(ユニバーサルデザイン視点)
どのような点に配慮すれば使用者に読んでもらえるのでしょうか?
以下にユニバーサルデザイン視点を生かした事例を紹介します。
読む人にあわせた表現設計にする
例:子ども向けには、漢字にルビを振る
重要な情報は目立つ色やアイコンを使って視覚的に示す
例:禁止事項をアイコンで表記する。
長い文章を避け段落に分ける
例:一つの動作を一つの手順にする。
イラスト、図、グラフなどを使って手順を分かりやすく示す
例:料理の手順に視覚的なイラストを追加する。
色の違いだけではなく、文字の形状や記号の併用などからも情報が得られるようにする
例:色覚障害の人が識別しやすいよう白抜き文字にする。
ユニバーサルデザイン視点を取り入れた改善事例により「わかりやすさ」が格段に向上したのではないでしょうか?
ユニバーサルデザイン視点は顧客満足を向上させる
ユニバーサルデザインの視点で「わかりやすく」「伝わりやすく」「読みやすく」なった取扱説明書は、使用者側と企業側の双方に多くのメリットを生み出します。
- 使用者からのクレームが減少する。
- 使用者からの問い合わせが減少する。
- 使用者の誤使用による事故や損害拡大を防止できる。
ユニバーサルデザインを取り入れることで、顧客満足と信頼を高めるだけでなく、問い合わせの削減や事故防止にもつながります。ぜひご検討ください。
おわりに
取扱説明書も商品の信頼度や安心度の向上、企業イメージの向上の重要な要素のひとつです。ユニバーサルデザインを取り入れた取扱説明書の制作についてお困りの方はクイックスにお問い合わせください。
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