コラム Column
マーケティング
2023-02-21
商品データベース導入の手順
現代のプロモーション活動において商品情報管理は必須?

商品情報管理は難しい?
弊社コラム「デジタルアセットマネジメント(DAM)の必要性 」でも述べていますが、現代のプロモーション活動においては、多数の商品に対して、従来あった紙媒体のカタログ・チラシ、WebサイトやSNS、YouTube等の動画配信など、マルチチャネルでの商品プロモーションを要求されています。またグローバル展開されている商品の場合はそれぞれのチャネルにたいして多言語の対応が必要です。
そして、掲載メディアに応じてテキスト、画像、動画、図面など、さまざまな形式でユーザーに情報提供を行う必要があり、企業が管理する製品情報は多様化かつ複雑化しているのが現状と言えるでしょう。
それに加えて即時性のあるプロモーション活動も求められ、多くの企業がその対応に追われています。
「Digital Asset Management(DAM)」もその課題を解決するソリューションの1つですが、現代のプロモーションにおいてデジタル的な商品情報管理という難題に立ち向かう必要があります。
商品情報管理のステップ
具体的な例として、製造業では製品カタログや価格表へ掲載している「テキストデータ」「寸法図」「画像」などの製品情報が数千種類あり、「ファイル管理」「版数管理」「紐付け」など、膨大な労力を費やして管理し続けていましたが。全利用データを整理・統合し、PIM/DAMでデータベース化することで、どのデータが何にいつ使用されたかの履歴が残り、改版の都度、最新データが管理されるため、関係者のみ検索・閲覧・利用が容易になりました。
手作業の管理業務が大幅に削減され、データベースをWebサイトと連携させることで、価格変更などあった場合には国内サイトへ即時反映できる状態となり、最新情報でのマーケティング活動や営業活動において数カ月の短縮化が実現できました。
ワールドワイドで販売される商品もデジタル化、自動化でコスト削減
一般的に商品データベースを導入する手順は以下のようなステップです。
1. 商品データベースの設計:データベースの構造やテーブル、フィールドの設定を決定します。
2. データの収集:商品情報を入手し、データを整理します。ExcelやCSVファイルなどの形式で保存します。
3. データの整形:収集したデータをデータベースに取り込めるように整形します。重複したデータや欠損したデータを修正します。
4. データベースの作成:設計したデータベースを実際に作成します。
5. データのインポート:整形したデータをデータベースにインポートします。
6. データの確認:データが正しくインポートされたかどうかを確認します。
7. データベースの運用:データベースのバックアップやメンテナンスを行い、安定した運用を行います。
このステップで最も重要なのは「1.データベースの設計」です。設計には明確な目的意識が不可欠ですが、商品情報管理においては関連する部門が多数になる場合がほとんどで、ステークホルダーが多くなる傾向があります。そのためデータベースに期待する効果が複雑化し、破綻してしまうこともしばしばあります。
データベース導入の目的
データベース導入の主な目的は、データを集め、保存、管理、取り出すことによって、組織内での情報共有や効率的なデータ管理を実現することです。具体的な目的としては、以下のようなものがあります。
データの正確性と信頼性を向上させること
データの一元管理によって情報共有を実現すること
異なるアプリケーションやシステムからのデータアクセスを統合すること
大量のデータを高速に処理すること
データのバックアップや復旧、セキュリティを確保すること
データに基づく分析やレポーティングを行うことによって、ビジネスの意思決定を支援すること
システムの拡張や柔軟なカスタマイズを可能にすること
商品プロモーションにおけるデータベースの導入時にこれらの目的を明確化し、共通認識としておくことが最も重要なのです。
データベースの設計が終わった後に待っているのは、ただひたすら点在している情報の収集と整理、確認作業です。ここでも目的が明確になっていない場合は、本来商品プロモーションに必要のない情報も管理することになり、時間も手間も膨大となってしまう割に効果が薄いものになってしまいがちです。
データベースは一度構築したら終わりではなく、こまめな更新作業やチャネル展開といったプロモーション活動を通じて日々改善していくものです。共通認識とした目的に向かってミニマムスタートでPDCAを繰り返していくことが重要です。
そのようにして構築されたデータベースは複雑化した商品プロモーションにおいて最大限の効果を発揮することでしょう。
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