コラム Column
ヘルスケア
2023-09-08
「第3期データヘルス計画」への備えは万全ですか
令和5年3月に、令和6年から始まる「第3期データヘルス計画」の様々な指標を見直す検討会が開催されました。 23の評価指標から、指標が明確になっていないものまで検討されたようです。 その中でも新たに追加されるであろう6つの項目について、当社が出来ることは何かを考えてみました。

新たな評価指標
新たに加わる6つの指標は下記の通りです。
◆女性特有の健康課題等、性差に応じた健康支援
◆ロコモティブシンドローム対策
◆歯科疾患対策
◆メンタルヘルス対策
◆重複多剤対策・セルフメディケーション事業
◆40歳未満の事業主健診データを活用した若年層対策
これらに対して明確な評価指標が追加される予測です。
社会の動き、働き方も多種多様なものとなり、今までの指標でよかったものからさらに
広い範囲で予防と対策を行わなくてはなりません。
すでに行っている保険者様も多く居るかと思いますが、
特に働き盛りの若者に対しても、早期予防を進める動きが活発になりそうです。
さらに政府が進める国民皆歯科検診についても徐々に浸透させる必要があるかと思います。
様々な課題
若年層・女性・高齢者等ターゲット別に対策が必要となります。
ただでさえ大変な受診勧奨や、保健指導業務の他にも評価項目が増えることとなります。
若年層では特にメンタルヘルスの分野においてケアが必要な事例が多々発生しており、
心と体の健康における関係性から取り組みが必要となります。
会社単位で見たときに、1人がメンタル不調を起こすことによる労働力の低下から、負担のしわ寄せが他者におよび、次の不調者を生み出す負の連鎖を生じさせます。
メンタル不調を事前に防ぐこと、陥っても早期に発見し治療することが必要です。
また若年層のメタボに着目すると、40歳未満でも対象者が多くいることが、レセプトと健診データを突合させた医療費分析からわかりました。
たばこを吸っている、不健康な生活習慣を送っているなど今、肥満でなくても、メタボ予備軍として候補に挙げられる若年層も多くおり、知識の普及と浸透が求められます。
女性特有の対策でいえば「子宮頸がん」「乳がん」の予防対策、特に若年層で多くのライフイベントを迎える女性特有の健康課題への理解を図ること(やせ対策等)です。
ある保険者様では講習会を開き、早期段階で正しい認識を身に着けることで対策を行っています。
高齢者ではロコモティブシンドロームを予防し、自立して健康的に暮らせる「健康寿命」の延命を伸ばすことが必要です。
肉体の衰えは生活の中での様々なことに波及し、結果メンタルを病んでしまうことが
健康的に暮らすことの妨げとなります。
身体が健康な早期段階で気づきを与えることが対策に求められることです。
全体を通して知識の普及は不可欠です。
まだなじみの薄いスイッチOTCについても何が自分にとってプラスに働くのか
理解できていない被保険者様がほとんどだと思います。
この知識の普及に関しては「減税対象である」、「病院に行くよりお得」等、
しっかり要点を絞ったメリットを伝えることが重要です。
クイックスにできること
新たな評価指標の中で当社が出来ることは何か、いくつか考えてみました。
◆ロコモティブシンドローム対策
対策:「退職者向け健康ガイドブック」
運動器官の障害やそれによって介護が必要になってしまうというような、
筋力の低下などに挙げられる総称です。
これは日々の生活から改善・予防できるもので、対策として挙げた冊子は
生活習慣の見直しを推進するテキストとなっております。
詳しくは【こちら】 をご覧ください。
◆重複多剤対策・セルフメディケーション事業
対策:スイッチOTC
簡単に言えば医師に処方される薬と同じ効果であれば、市販薬で代用するというものです。
保険者様と被保険者様双方にメリットがある施策で考えている保険者様も多いかと思います。
保険者様のメリットとしては医療費の削減、被保険者様のメリットは病院に行く手間がなくなる・税金控除の対象になる等です。
当社では被保険者様にわかりやすくお伝えするDMをお送りすることができます!
詳しくは【こちら】 をご覧ください。
弊社より一言
今回は上記2つご紹介させていただきました。
こちらは当社HPリニューアルに伴い、新たに掲載したサービスです。
その他サービス紹介ページも是非ご覧ください。
その他6つ全ての指標に対して、我々印刷会社のノウハウを生かしたDMを一緒に考えていくことができます。
特に受診勧奨【健診Assist 】 に関しては多くの保険者様で実績がありますので課題でお悩みございましたら一度ご相談いただければと思います。
ヘルスケアに関するお問い合わせはこちら
開催中のイベント・セミナー Events / Seminars
マニュアル
オンデマンドセミナー
オンデマンドセミナー
