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オンデマンド印刷とは 特長とメリット・デメリット・オフセット印刷との違いについて

印刷・物流

2018-08-03

オンデマンド印刷とは少部数やバリアブル印刷に最適な印刷機で、パソコンからプリンターで出力するようなイメージでトナー方式による高速処理で印刷から製本まで短期対応できる仕組みになっています。オフセット印刷と比較してメリット・デメリットがありますが、特長を生かすことで課題に対して解決策の1つとなります。

オンデマンド印刷とは

オンデマンド印刷とは、「On Demand(要求に応じて)」の示す通り「ユーザーの要求があったときに迅速に印刷する」ことです。一般的には、版の製作が不要なトナーやインクジェット等のデジタル印刷機を使用した小ロットや短納期が得意な印刷方式です。

オンデマンド印刷の特長

一般的にオフィスで使用されているレーザープリンターには、黒トナーのみで印刷するモノクロプリンターと黒トナーに加えてシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のトナーを使い、各色ごとに専用の感光体(ドラム)を用意するカラープリンターがあります。

レーザープリンタは、

  1. ドラム(感光体)ユニットを帯電させ、レーザービームをドラムに照射することでドラム上に文字、 絵などの像を作る(露光)
  2. ドラムが帯びている静電気を利用してトナーをドラムに付着させ(現像)、紙に転写する
  3. 紙に移ったトナーを熱などで定着させ、ドラムの電荷を取り除く(徐電)

という工程で印刷を行います。

トナー方式のオンデマンド印刷機でも基本的には同様の原理で印刷を行います。わかりやすく言うと「家庭やオフィスで使っているプリンタをより高性能・高品質にしたもの」で、高品質なグラフィックが印刷できます。
オフセット印刷と違い版を作る必要がなく、デジタルデータから直接出力するため、少部数・短納期に適しています。また1枚ごとに異なる文字/絵柄を印刷するバリアブル印刷が可能なことも大きな特徴です。
当社のカラーオンデマンド機は5色機で、CMYKに加え5色目にクリアトナー(透明)またはホワイトトナー(不透明)を使った印刷が可能です。

メリット

  • 小ロットでもコストを抑えて印刷できる(1部から可能)
  • バリアブルの印刷ができる(宛名、ナンバリング等)
  • 短納期で対応できる(版を作る工程が無く、印刷後はすぐに後加工ができる)
  • 長3、角2サイズの封筒などへの印刷が可能
  • 透明フイルムシート、シール紙(タック紙)などの特殊紙にも印刷可能

デメリット

  • 印刷枚数が増えるとコストが高くなるため大ロットには向かない
  • 特色での印刷はできない(全てCMYKの4色カラーへの置き換えになる)
  • 凹凸のある用紙への印刷はオフセットに比べ劣る。

オフセット印刷との違い

おおざっぱに言うと、商用印刷で広く一般的に使われているオフセット印刷と、オンデマンド印刷の違いは、「版」を使うか、使わないかです。版を使うのがオフセット印刷、版を使わないのがオンデマンド印刷です。
またオフセット印刷では印刷用のインキを使用するので、印刷後に乾燥時間が必要ですが、トナーを使うオンデマンド印刷機では乾燥の時間は不要です。
これらの印刷方式の違いから、オンデマンド印刷とオフセット印刷では下表のような違いがあります。

  オンデマンド印刷 オフセット印刷
版の要・不要 不要 必要
最大印刷サイズ
(当社設備の場合)
A3 B1
印刷スピード
(カラー印刷 A4サイズで比較)
最大 80ページ/分
(A3サイズを1分間に16枚~20枚印刷)
4,000ページ/分
(A1サイズを1時間に1万枚~1万5千枚印刷)
印刷品質 オフセット印刷より劣る 高い
対応部数 少部数 大部数
納期 短い 長い


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