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マーケティング
2022-02-18
CMS(Contents Management System)とは?初心者でもわかるメリットと導入ポイント
「CMS(Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム)」とは、簡単にいえばWebサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、デザイン・レイアウト情報(テンプレート)などを保存・管理するシステムのことです。 本コラムでは、CMS導入にお悩みの方やCMSの特徴を知りたい方に向けて、選定に役立つ情報をお届けします。(2025/2/20更新)

どんなWebサイトがCMS導入に適している?
CMSは誰でも簡単にコンテンツの追加・更新ができる便利なシステムですが、すべてのWebサイトにCMSが必要であるとは言えません。
CMS導入に適している、またはあまり適していないWebサイトの例を紹介します。
CMS導入に適しているサイト
- Webサイトのページ数が多い
- ニュースなどリアルタイムな情報発信が多い
- Webサイトの更新頻度が多く、制作会社に都度依頼している
- コンテンツの管理部署がページによって異なり複数人で更新している
- 同じサイト内のページなのにデザインが共通化されていない
CMS導入にあまり適していないサイト
- Webサイトのページ数が少ない
- リアルタイムな情報発信が少ない
- デザイン性の高いページを必要とする
- 高いセキュリティを必要とする
CMSの基本機能
CMSはWebサイトを作成・更新するだけではなく、次のような機能を持っています。
- サイトマップ機能
- コンテンツ管理機能
- バージョン管理機能
- 検索機能
- 権限管理機能
- WYSIWYGな編集機能 など
更新をしたものの、やはり前のものに戻したいというときにはバージョン管理機能が便利です。
WYSIWYG(What You See Is What You Get)な編集機能は、htmlの知識がなくてもWebページを作成・更新できるように、実際に表示されるものと同じ見た目で編集できる機能です。
CMSの種類と特徴
世の中にはさまざまな種類のCMSが存在しており、その中から最適なCMSを選ぶ必要があります。
CMSの大まかな分類と特徴についてまとめます。
オープンソースCMS
プログラムソースコードが一般に公開されているCMSです。ライセンス費用がかからないため、コストを抑えることができます。
(Webサイトのデザインやテンプレートの制作、サーバーへのインストールなどを制作会社に依頼する場合は別途制作費用がかかります)
汎用的なプラットフォームになっているため、カスタマイズ(デザインやテンプレート)も、比較的容易に行えます。また、公式のサポートは存在しないため、プログラムの不具合、脆弱性については自己責任となります。
【代表製品】
WordPress、Concrete5、Drupal など
商用パッケージCMS
システムベンダーが販売しているCMSです。システムベンダーによる公式のサポートを受けることができること、不具合、脆弱性などに対する保証があることが大きなメリットです。
オープンソースCMSとは違い有償で、ライセンス費用が必要となります。また、Webサイト初期費用もオープンソースCMSに比べ高くなることが多いです。
【代表製品】
HeartCore、NOREN、Sitecore、Adobe Experience Manager など
フルスクラッチ型CMS
Webサイトに合わせて独自に開発を行うCMSです。
自社のシステムとの連携が必要な場合や、独自機能を盛り込み複雑なカスタマイズを行いたいときに開発を検討するものといえます。こちらも有償CMSで、システムベンダーと一から設計・開発を行うことになるため、費用は高額になり、導入期間も長くなります。
最適なCMSを選ぶ5つのポイント
たくさんのCMSの中から最適なCMSを選ぶために確認するポイントは以下の5つです。
- Webサイト規模に合っているか
- 使いやすい管理画面か
- 欲しい機能があるか
- 無償もしくは有償か
- 万全なセキュリティか
ポイント1:Webサイト規模に合っているか
CMSには小規模向けのものから大規模向けのものまでさまざまな種類があります。
大規模なWebサイトに小規模向けのCMSを導入すると、必要な機能が足りていないことがあります。
反対に、小規模なWebサイトに大規模向けのCMSを導入すると、使わない機能が多く使いづらくなり、余分なコストがかかります。
ポイント2:使いやすい管理画面か
使いやすい管理画面は業務効率がUPします。多くの機能を持ったCMSでも、管理画面が使いにくい場合、業務効率が下がってしまいます。
デモ版や無料トライアルがある場合、実際に使うであろうメンバー全員が使ってみて意見を出し合うことをおすすめします。
ポイント3:欲しい機能があるか
CMSの導入検討を行う場合、目的や解決したい課題があると思います。目的や解決したい課題に合った機能を洗い出す必要があります。
Webサイトでやりたいことや目的、解決したい課題に適したCMSを選びましょう。
ポイント4:無償もしくは有償か
CMSには無償のものと有償のものがあります。無償のものはコストを抑えることができるため導入しやすいですが、サポートがない、もしくはかなりサポート内容が限定されます。使い方で分からないことがあっても質問することができなかったり、トラブルが発生してもサポートを受けることができなかったりします。
有償のもののほうが充実した機能を持っており、基本的なサポートもついています。しかし費用は月額もしくは年額で、数千円~数十万円まで幅があり、それによってサポート内容や機能は大きく異なります。予算やCMS導入でやりたいことを考えながら、どのくらい費用をかけられるかを考える必要があります。
ポイント5:万全なセキュリティか
CMSの管理や作業は、基本的にインターネット経由で行うので、管理画面やコンテンツに第三者がアクセスしてくるリスクも考えなければいけません。特に無償のオープンソースCMSの場合、サイバー攻撃や不正アクセスのターゲットになりやすく、実際にWebページ改ざんなどの事例があります。
とは言うものの、有償のCMSだから安心が出来るというわけではなく、導入しようとしているCMSのセキュリティ対策がどうか、サポートはしっかりしているかどうか、事前にしっかり確認する必要があります。
CMSの比較
3つのCMSを比較ができるよう表にまとめました。
ひとことにCMSといっても、得意不得意があることが分かります。

採点シート付で最適なCMSが分かる!CMS比較表(Excel)をダウンロードいただけます。
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