CASE STUDY 活用事例
製造株式会社ナニワ
i-ShareDXご導入事例 株式会社ナニワ様
i-ShareDXマニュアル活用コンシェル
日常的にマニュアルを確認する意識が浸透、トラブル軽減につながった

株式会社ナニワ マニュアル改善プロジェクトメンバーの皆様
対象 作業手順マニュアル 課題 エクセルの手順書をDX化し、場所を問わずに活用したい 利用サービス i-ShareDX/マニュアル活用コンシェル(載せ替えサポート) 効果 日常的にマニュアルを確認する意識が浸透し、トラブルの軽減につながった
株式会社ナニワ様(以下、ナニワ様)は1954年からあん製造に携わり、「安全で安心、喜んで貰えるあん造りで世の中に貢献する」を経営理念として掲げる老舗企業です。FSSC22000、ISO14001の要求事項を遵守し、原料の保管段階から完成後まで一貫した厳しい品質管理を行っています。
2023年2月に、「i-ShareDX」の展示会(東京)を訪れたナニワ様は、「マニュアルを使える形に」という「i-ShareDX」のコンセプトに惹かれ、導入を検討。デモを経て正式導入し、1年以上「i-ShareDX」を活用してくださっています。
今回は、ナニワ様の杉本工場長、太田様、鈴木様、丹羽様に「i-ShareDX」の導入背景や効果についてお話を伺いました。
——導入の背景について教えてください
元々エクセルをベースに作業手順書を整備してきましたが、「トラブル時にしか閲覧されない」「作業フローに沿った体系化がなされておらず、どこに何が書いてあるのかわからない」「500以上の手順書から欲しい情報を探し出すのが困難」といった課題を抱えていました。また、印刷された手順書が存在していたものの、工場内は高温多湿となることから紙の手順書を備えることができず、あまり活用されない状態が続いていました。
そんなとき、東京の展示会で「i-ShareDX」を見つけ、「マニュアルの活用」というコンセプトが当社の課題とぴったり合っていると感じて導入を検討することにしました。

システム担当 丹羽様
——選定の決め手はどのような点でしたか?
「i-ShareDX」は大手企業だけでなく、当社と同じような中小企業でも導入実績が多くあることが決め手の一つになりました。中小企業でも活用しやすく、柔軟で小回りが効くツールだと感じたからです。当社の予算ともフィットし、経営側も導入効果が見込めると判断しました。当時、手順書のデジタル化、タブレットでの運用の必要性を強く感じていたことも導入背景の一つです。
導入時にはクイックスさんと打ち合わせを重ね、マニュアル制作の担当者を交えたデモを行ったうえで導入を決めました。マニュアル載せ替えのサポートもお願いし、クイックスさんにお手本となるテンプレートも作成していただいてとても参考になりました。その後、テンプレートをベースに当社なりのアレンジを加えて実運用へと進みました。

杉本工場長
「i-ShareDX」を使うと章立てなどの構成が整うため、見やすくわかりやすいマニュアルが自然と作れます。プレビュー機能が強化されるなど使い勝手もよくなっていて、マニュアル制作の時間短縮に役立っています。加えて、コメントを付加できるなど、承認の機能がとても優れていて使いやすいです。それまでは承認が確認できないまま運用していた手順書もあったのですが、「i-ShareDX」ではそのようなことは一切なくなりました。
また、FSSC22000、ISO14001の文書管理としても「i-ShareDX」は非常にマッチしています。食品製造においてはフローを全体的に網羅した手順をしっかり定め、CCP(重要管理点)をクリアすることが必要不可欠です。包括的なマニュアルを「i-ShareDX」で整備して活用することにより、トラブルを未然に防ぎ、より安心で安全な製品づくりに役立てていきたいです。

——導入後の効果はいかがですか?
現場のスタッフから「マニュアルをもっと手軽に見たいからインフラを整えてほしい」と意見が出るなど、マニュアルに対する意識が大きく変わりました。こうした意見を受けて、タブレットを50台ほど導入したり、工場内のWi-Fiを改善したりといった取り組みをしている最中です。また、社内ツールと「i-ShareDX」を連携させて活用しています。検索が可能になり、必要な情報にアクセスしやすくなりました。
日常生活では、スマホやタブレットで調べる、買う、記録することが今や当たり前です。それにも関わらず、会社や工場内で「スマホやタブレットが使えない、調べられない」という環境だとしたら、効率面で大きなギャップが生まれてしまいます。「i-ShareDX」をベースとした社内DXを進めることで、誰もがいつでも必要な情報を閲覧できる環境が整いつつあり、大きな成果を感じています。
現在は、作業フロー全体を詳細まで確認できる「i-ShareDX」と、「クイックスタート」として必要なところだけを簡単に確認できる動画マニュアル「tebiki」の二本立てで運用を進めています。マニュアルの管理は2人で行い、現場スタッフ80人とスキマバイトのタイミーさんのスタッフ10人/日ほどで閲覧しています。

——今後の展開について
「i-ShareDX」と動画マニュアル「tebiki」を併用した運用は、当社にとてもフィットしていて効果を実感しています。今度、「i-ShareDX」でのマニュアルをより詳しく、わかりやすく充実させていき、全スタッフでマニュアルを活用してさらに高品質な製品づくりに取り組んでいきます。
クイックスさんとは、本社が地理的に近く、両社に人脈面でつながりがあるなど、深いご縁も感じています。今後もマニュアル活用のエキスパートとしてアドバイスをお願いしたいです。
お客様プロフィール
名称 株式会社ナニワ様
所在地 愛知県みよし市莇生町下永井田1番地2
URL https://www.7281.co.jp/
マニュアルをツクルからカツヨウへ。マニュアルDX化クラウド「i-ShareDX」
i-ShareDXは、業務マニュアルや手順書、ISO文書などの社内文書を効率的に作成・管理・共有し情報を資産化するためのクラウドシステムです。
社内文書を資産化し、継続的に活用・進化させる仕組みによって、マニュアルDXの実現をサポートします。
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